本やテレビ映像で長いことあこがれていた「伊根町の舟屋」を見ることができました。
何とも風情のある街で、町並み保存がすごく、晴れてはもちろん美しいのですが日本海側特有の曇りで少し時雨ていてもこの街並みにぴったりなのです。
伊根湾の周囲5キロにわたって230件の舟屋が並んでいます。
異次元の世界に紛れ込んだ不思議な気持ちになります。
町には鉄筋つくりの建物と言えば小学校、漁業協同組合、観光協会所 それも3階建てが上限で 町を通り抜けるバスは1時間に1本、コンビニ、スーパーはなく食事処もままならない街です。
伊根町の良さを損なわないように 漁村では全国で初めて国の伝統的建造物群保存地区に指定されているそうです。
夜には煌々とした灯りではなく少しの灯りが見えます。
海からそのまま船が入るようになっています。
家々の隙間から伊那湾が見えます。
舟屋をリニューアルした食事処が数件、
それはそれは美味しい魚コースでした。
しかもすごく低価格です。
ホテルと称するビルは無く、古い宿屋もしくは舟屋を小ぎれいにリニューアルした(リニューアルするにもいろいろ制限がある)小さな宿しかないのです。
その小さな宿に泊まりました。
考えさせられる旅です。
翌日は京都へ。
そうだ!
伊那湾内を遊覧船で2度も回って。